教育学博士(学位認定ニューヨーク国際学士院大学)
日本文化振興会特別名誉会員、国際芸術院副会長
スペイン国立プラド美術館財団会員
日中桂林芸術交流協会理事
青松会主宰


2006年10月10日(日)に津田正子文芸院が大阪・和泉市緑ヶ丘にオープンしました。

《文芸院》は閑静な住宅地内にあり、山並や森林の緑が展開できる。展示作品は常時約20点、収蔵作品は
約50点。ギャラリーを通して、精進と努力の大切さ、また地域の人々が日本の美術に触れる場所を提供したい。
特に子供達に対して、美術を鑑賞する事を通して、心豊かになってもらいたい。


住所:大阪府和泉市緑ヶ丘2−18−11
TEL.0725−53−1068
開館時間:午前10時〜午後5時
休館日:日曜日
アクセス:「大阪」駅から御堂筋線→「なんば」駅下車→泉北高速鉄道で「和泉中央」駅下車、
     バス3の乗り場より→「久保惣美術館」下車、道路渡り、斜面の住宅の階段を登る(徒歩約5分)


     



澗泉
高原の樹海 水光と樹木
深淵 水のある風景



白樺林


    

 今もありありと思い出すのは、家庭を離れた児童達と共に過ごした山の中の教育である。教室も無く、膝が机で、学習は自然の中で育んだ。山の中をかけまわり、体ごとの学習だった。子供達は父や母を思い出し、泣きたくなった時は鬼ごっこやかくれんぼをして心を和ませた。子供達は元気にはしゃいだ。

 今日、科学が発達し、暮らしの中に面白さや喜びがあっても、心の豊かさが充たされない。音声が冒され、声の出ない人の言葉が分るというマイクが発明されたそうである。伝えようとしても発音が出来ない。相手に言いたいことが伝えられないことはどんなにつらいだろう。そんなときマイクによって伝えられることはどんなに救われるだろう。

 樹木に声が無いといっても当然で、人は見向きもしないだろう。大きな幹に耳をかたむけたら音が聞こえるかもしれない。樹木の声は聞こえる筈だ。

 樹木は生きている。雨や風を受け、太陽の光に輝き、美しい花を咲かせ、そして小鳥たちに住まいを与え、野鳥のさえずりを響かせる。

 マイクがなくても無条件で人々に言葉を与えてくれる。心の中に入ってくる言葉は、豊かで最高の贈り物である。私は自然の言葉を水墨画を通して人々に伝えたいと願っている。


奇岩

ニュージーランド国際展招待出品
FIVE STAR ART賞
芸術公論2002年9月表紙




<山里>

遠くに見えるおだやかな山並みと、とこからとも
なくきこえる水の流れの中に暮らしている村人を
つつむ、自然の広がりを描きたかった。



 津田正子さんの青墨の繊細な扱いには、日ごろからただならないものを感じている。青墨という非常にデリケートで貴重な墨の粒子を、水墨風景の創作の度に用心深く重ねて、自然の気を写してくれる。
 そして風景の現場に赴いて、一作ごとに違う感懐を青墨に翻訳して、対象の気韻生動を映し、自然の気宇の大きさを感動によって組み立ててくれる。
 こうした体質にさえなってしまっている、墨のことばは、どのようにして津田正子さんの習熟することになっていったか、いつも興味を覚えていたが、ご幼少のころの述懐によると生家の環境が既に墨に親しんでいた、とのことが判かり納得した。
 商家で誕生してすぐ傍らで墨をすり、筆をとって沢山の記録をつけるご尊父の働く姿が津田さんの”原風景”となって染みついていたのである。
牡丹
上野の森美術館展出品
冬の農村
ロシア国立トレチャコフ美術館出展
山色 早春
山里
第9回雪舟国際美術協会展出品
白良浜の夕照
スペイン・バルセロナ展出品
林間の雪解
日本台湾文化交流展出品
聖山
仙花
アメリカモリーナ展出品
仙境の泉
フランス絵画彫刻国際展出品